♪ 涙そうそう / 沖縄音階について

『涙そうそう』という言葉は涙がとめどなく溢れてくるという意味で、森山良子さんが亡くなったお兄さんの事を思って作った詩にBEGIN(ビギン)が作曲をして完成した楽曲です。
1998年に発売された森山さんのアルバム『TIME IS LONELY』に収録されていますが、その後この曲に惚れ込んだ夏川りみさんが2001年に歌って大ヒットしました。
私は普段歌詞よりもメロディーを先に聞いてしまうタイプなのですが、この曲は歌詞とメロディーが同時に耳に入ってきた印象があります。名曲というのは、そういうことなんでしょうね〔しみじみ)

この曲を夏川さんはKeyFで歌っています。
ウクレレも夏川さんと同じKeyFでアレンジしています。

leleTAB『涙そうそう』

沖縄の楽器『三線』を使ってアレンジされたイントロがとても印象的なので、ウクレレでもそこを意識してアレンジしました。
イントロを改めて聞いてみると、三線の音色以外に沖縄の雰囲気を出すもう一つの要素があることに気づきました。それが沖縄音階〔琉球音階)です。琉球音階とは沖縄音楽で使われる独特の5つ音で出来た音階になります。
通常音楽で使われる音階は ” ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ ”
の7音で出来ていますが、
沖縄音階はこれより2つ音が少ない ” ド・ミ・ファ・ソ・シ ” になります。
沖縄音階を単純に”ド”から順番に上がったり下がったりと弾くだけであら不思議沖縄の雰囲気がプンプンしてきます。

この沖縄音階をKeyFに変換して考えてみると
” ファ・ラ・♭シ・ド・ミ ” の5音になります。
そして『涙そうそう』のイントロのメロディー・ラインをタブ譜にすると下図のようになります。

メロディーの中で沖縄音階のところは赤色にしてみました。
そうするとイントロが沖縄音階で作られていることが良く解りますね。
沖縄音階以外にも世界各国には色々な音階が存在します。

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