苦手コードの攻略法 / B♭(ビー・フラット)コード

昔ギターをやっていた人が、
「コードF(エフ)が押さえられなくてやめちゃいました」
と挫折話をするのを皆さん一度は聞いたことがありますよね。
ギターのF(エフ)コードは上手く押さえられない苦手コードの代表選手です。
ウクレレにも同じように初心者が最初に壁にぶつかるコードがあります。それがB♭(ビー・フラット)になります。今回はそのB♭の押さえ方をどうしたら乗り越えられるか、と言うのがテーマです。
先ずはB♭の押さえ方を見てみましょう。押さえる場所は1弦2弦の1フレット、3弦2フレット、4弦3フレットになります。1弦2弦を人差し指、3弦を中指、4弦を薬指で押さえます。

B♭を押さえたら、ゆっくり4弦から順番に音を鳴らしてみましょう。
ここで全ての弦がきれいに鳴っているか確認します。
各弦の音がきれいに鳴っていあなたはもう中級者です。
上手く音が鳴っていない場合は、何弦の音が上手く鳴らないのか注意深くチェックして下さい。音が鳴らない症状としては、大きく次の2つのケースが多いと思います。

症状①:1弦の音がきれいに鳴らない
症状②:2弦3弦の音がきれいに鳴らない
※症状①と②の両方というケースも多いです。

症状①の方は、まず人差し指だけで2本の弦を押さえる練習をしてみましょう。
ネックの裏側真ん中辺りに親指をおいて、親指と人差し指で弦をギュッと挟み込むようにします。挟んだ力で少し人差し指が反るイメージです。

1弦2弦の音がしっかり鳴ったら、次に中指、薬指で3弦4弦も押さえてみましょう。中指、薬指は親指と挟み込むのでは無く弦の上に乗せる(反ならない)イメージです。
人差し指だけだときれいに鳴っていたのに、中指、薬指を加えると1弦の音が鳴らなくなってしまいますよね。
最初は指の力配分が難しいと思います。親指と人差し指は挟むように、中指と薬指は弦に乗せるイメージで押さえます。

それでも上手く音が出ない場合は、人差し指が弦にあたる場所を工夫してみましょう。指の腹部分は凹凸があるので、その凹部分に弦があたっていると音がきれいに鳴りません。
少し指の側面の平らな部分を使って弦を押さえると音がきれいに鳴ります。

次に症状②の場合ですが、これは中指や薬指が他の弦にあたって音が鳴っていないケースです。

この場合は左手の甲を少し前に出してみて下さい。中指・薬指が少したてるようなイメージです。
しかしあまり手の甲を出し過ぎると今度は人差し指の反りがきつくなるので、音が鳴るギリギリくらいで止めておきましょう。

また左手の指を少し時計方向に回すことによって問題が改善する場合もあります。ほんの少しの位置の違いで音の鳴り方は全然変わってきますので、色々試してみましょう。
自分の指にあったフォームを見つけることが大切です。あとはコツコツ練習すれば、必ずB♭は攻略できます。

因みに私のB♭の押さえ方は少し特殊で、左手親指をネックの上に出したフォームで弾いています。(汗)私の手の形にはこのフォームが向いているようです。

私のBフラットの押さえ方はこちらで確認できます。(映像の53秒付近)


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