Okalu Ukulele / オカル・ウクレレ #33

私のウクレレ制作の師匠で友人であるOkalu(オカル)工房のウクレレを紹介します。
ボディー・トップ・サイド・バックにホンジュラス・マホガニーを使用したソプラノ・ウクレレです。
マホガニーはウクレレし制作ではコアの次によく使われる木材で、甘い音がするのが特徴です。
マホガニーと一言でいっても実は色々な種類があるのですが、その中でも楽器用として最も人気があるのがホンジュラス・マホガニーなんです。
ウクレレ演奏者の憧れであるマーチン社の3Mというモデルもホンジュラス・マホガニーを使って制作されています。
しかしこのホンジュラス・マホガニーは、現在ワシントン条約によって伐採禁止になっているため入手が困難な希少材なのです。
そのホンジュラス・マホガニーをウクレレのボディー材として使っている所がこのウクレレのポイントだと思います。

デザイン的にはロゼッタ(サウンド・ホール周りの装飾)にヘリンボーン(魚の骨風デザイン)が施されているのみの、オカル・ウクレレの中では最もシンプルなモデルになります。
ブリッジ側の弦の止め方に特徴があって、ビーズを使ってボディーの中に埋め込むようになっています。
この方式はピブリッジに負担がかからないので、ブリッジが弦の張力で剥がれたり欠けたりする心配がありません。
14フレット・ジョイントでグローバーのギアペグを採用しているので演奏性もとても良いです。

音色的には甘いマホガニーらしさがありつつも、カラットした部分も持ち合わせています。
個人的な感想ですがマホガニーとコアの中間くらいの印象です。
ストラミングをした時の歯切れがあるので、弾き語りやジャカソロ演奏に使うと最高に気持ち良いです。
実際の音を聞いてみたい方はこちらをクリック。

leleTAB 『お嫁においで』ウクレレで伴奏 コード譜面付き

そして気になるお値段は、定価10万円(税別)だそうです。
興味のある方は下記まで

オカルのホームページ

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