『赤いスイートピー』は1980年代のアイドル黄金期に松田聖子が歌って大ヒットしました。作曲はユーミン(松任谷由実)ですが、呉田軽穂(くれだ かるほ)というペンネームを使っているのでご存じの方は少ないかもしれません。
曲調は少し落ち着いた大人の雰囲気がありながら、春らしいさわやかな部分もある名曲ですよね。
ユーミンの旦那さんでもある松任谷正隆のアレンジがまた素晴らしい。
”♪ド・シ・ド・ソ〜”と”ド”の音から一気に高い”ソ”の音に駆け上がるイントロがとても印象的です。
ウクレレでもこのダイナミックな駆け上がりを再現するために、1弦の3フレットの”ド”の音から1弦10フレットの”ソ”に一気にポジションを移動しています。この時、素早く正確に目的のポジションに移動することが大切になります。
ウクレレの演奏はこちらで聴けます
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leleTAB ウクレレ・ソロ『赤いスイートピー』松田聖子
YouTube!などで天才的なウクレレ演奏をする子供が話題になることがありますよね。彼らはその小さな手で何故大人顔負けの演奏が出来るのでしょうか。それはポジション移動が人並み以上に早く正確に出来るからだと私は思います。もちろんプロのプレーヤーの演奏もポジション移動が早く正確です。
裏を返して考えるとポジション移動を素早く正確にできるようになれば、ウクレレは確実に上達します。ポジション移動が上達すれば、早いフレーズが弾けるようになるし、スローななフレーズにもキレが出てきます。しかしこのポジション移動を意識して練習している人は、あまりいないのではないでしょうか。もうこれはやるしか無いですよね(笑)
そのポジション移動の練習に『赤いスイートピー』のイントロは最適だと思います。ちなみに私の場合は”ド”を薬指、”シ”を中指を使って押さえています。(下図参照)
イントロだけでOKなので、コツコツと毎日練習しましょう。1日30秒で十分です。そのかわり集中して、脳みそをフルに動かして下さい。目を閉じて、移動量をイメージしながら練習しても良いと思います。
そして脳が指の筋肉を自由にコントロールできるようになれば、あなたは天才ウクレレ・プレーヤーになれます。
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