♪ 星に願いを / ディミニッシュ・コードってどんなコード?

この曲はディズニー映画「ピノキオ」の主題歌として知られている曲で、ロッド・スチュアートから永ちゃん(矢沢永吉)まで、沢山のアーティストがカバーをしています。

ビリー・ジョエルのピアノ弾き語りバージョンはめちゃくちゃ格好良いし、ソロギターの巨匠ジョー・パスのジャジーな「星に願いを」はとてもお洒落です。もちろん映画の中でクリフ・エドワーズガ歌っているバージョンも素敵だし、オルゴールでこの曲が流れるのを聴いても心にしみます。

この曲はメロディー・ラインがとにかく印象的でシンプルですよね。シンプルだから覚えやすいと言うのも良い。

さらに突っ込んでこの曲のメロディーの美しさの秘密を具体的に考えてみたいと思います。
あくまでも私の考えではありますが、秘密はそのキーには存在しない音(外れた音)を使っているところにあると思います。
こういう言い方は語弊があるかもしれませんが、順風満帆な人生よりも挫折や失敗があった方が時として魅力的に感じるように…
メロディーもドレミだけできっちり進んでいくよりも、時々”あれっ”と思う意外な音を使うとメロディーが魅力的になるような気がします。
その意外性のある音が、この曲では絶妙のバランスで使われていると思うのです。

そしてこの意表を突いた場所で使える効果的なコードがあります。
それがディミニッシュ・コードです。
ディミニッシュ・コードには押さえ方(指使い)が2種類あります。
1つは人差し指でフレットをセイハするパターン。もう1つは人差し指、中指、薬指、小指を使う方法です。
実際に弾いてみると不安を感じさせる響きを持ったコードだと言うのが解ると思います。サスペンスドラマの中で事件が起きた時などに使われるタイプのコードですよね。

単独で弾くと、ただただ不安な感じにしか聞こえないディミニッシュ・コードですが、流れの中で上手く使うと効果絶大です。
私もいくつかディミニッシュ・コードを入れてこの曲を演奏していますので、良かったら聴いてみて下さいね。


leleTAB 『WhenYouWishUponAStar/星に願いを』

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